痛風は食事に注意!

痛風は、美食家の贅沢病といわれていました。しかし、現在の痛風は、体質によるとされています。食事の質が豊かになって、おいしい食事ばかり採りすぎたり、運動不足等から、どんな方にも痛風がでるようになってきました…
痛風とは、尿酸が多く体に溜まってしまって、足の指の関節起こる病気とされています。痛風の症状は突然、激痛が出てきます。関節が赤くはれて、激しい痛みを伴うのが特徴です。その痛風の痛みは1〜2週間程度で治ってしまいますが、実は痛風での高い尿酸値が続くと糖尿病や高血圧症、高脂血症の合併症が出てきます。
痛風での高い尿酸値の原因は、プリン体というものが含まれる肉類の内臓やいわし、いくらの食べ過ぎで、体内で尿酸を多く生産する場合や、腎臓に障害があるために尿酸がでていかない尿酸濃度が高くなる場合があります。
また、尿酸を増やす他の原因は、ストレスや激しい運動でも高くなるのです。痛風は、最近では10代の痛風の方もいらっしゃるようです。
痛風を食事の面からみると、間食をしている方や毎日3合以上のお酒を飲んでいる方、肥満(メタボリックな方)の方に痛風の傾向が高いのです。とにかく、痛風の予防には、メタボに注意すること!脂肪の採りすぎやお酒の飲み過ぎはダメ!そして、食事に注意しながら、適度な運動を意識して、痛風を予防することが必要です。

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痛風の食事には水分を多めに!

痛風の治療としての代表は食事療法です。「プリン体」を摂り過ぎないことが痛風の方の食事には大事なのです。しかし、食事をしても、尿や便・運動で食事の分を消耗すればいいのです。バランス良く、食事の習慣を整えることができれば、痛風に対しての食事はあまり気せずとも大丈夫といえるでしょう。
痛風のために溜まった尿酸を出す方法は、尿や便で出すことができますので、ある程度体内に水分がないと排出しません。ですから、痛風の方が尿酸を出すためには、食事と共に水分を取ることが必要です。水分を多めに取ることで、尿を出すときに、同時に尿酸も排出されることになるのです。水分は普通の水でもいいのですが、尿を促す作用のあるウーロン茶や麦茶、緑茶がいいようです。痛風でなかった時よりも意識して多めに水分を取りましょう。
また、痛風の治療には食事のカロリーにも気をつけましょう。カロリーを控えめにアルコールも控えることが痛風の痛みを減らすことにつながるのです。カロリーの高い食事やお酒には、多くのプリン体が入ってます。これは痛風の源の尿酸値を高めるやっかいなものですから、食事のレシピを工夫しながら、量も制限しながら食事療法を成功させましょう。
食べることが痛風を悪くさせるのではありません。バランス良く食事のメニューを考えて、偏りのない食事の献立にすること、そして水分を多めに取って尿で尿酸を出すことが痛風の食事量では大切なのです。

食事療法のコツ!

痛風の方の食事のポイントをまとめると、まず、食事のメニューで肉類は続けて大量に食べることをしない。加えて、油を多く使用する献立は、できる限り回数を減らして、しかも少なめにしていく。野菜については、もちろん多めに食べて排便につなげる。この野菜のレシピは、生野菜だけではなく、茹でてみたり煮てみたりして容量を少なくし、しっかり食べるように工夫します。新鮮な野菜は、水分補給にも役立ちます。水分は排尿に直結しますので、お茶など多めに飲めるものに変更しましょう。特に寝る前の水分摂取は効果的です。
お酒好きの痛風の方には大変ですが、アルコ−ル飲料は禁止にするか、ストレスが溜まらない程度に控える。どうしても、食事にはお酒がつきものですが、アルコ−ルは尿酸値を高くする作用があるので、痛風を悪化させ手しまいます。ビ−ルはプリン体を多量に含んでいます。ですから、食事時はできるだけ、水やお茶を多く飲むよう心がけましょう。食事のメニューも薄味で塩分を控えめにしていきましょう。食事の後の果物はおいしいものですが、果糖を多く取ると尿酸値をあげてしまいますので、果物のとり過ぎには注意が必要です。
痛風の時の食事は、主食・主菜・副菜をバランスよく食べていくのがコツです。一日の食事は3食を規則正しくとり、栄養のバランスが偏らないようにするのが治療としての食事療法の基本です。

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